「たかが歩き、されど歩き」ということで、
身体操作を踏まえる上で基礎となる「歩き」について今一度考察してみたい。
まず揺るぎないのは、
「蹴る」のではなく「抜き(重心移動)」で動くことだ。
力を入れ蹴ることで動くのではなく、
重心を変えることで結果として脚がついてくる状態。
あくまで相対的なイメージになるが、
「力を抜く」ことで動くというのが体感のベースになる。
あえて「力を入れる」側のイメージを採用するにしても、
腸腰筋といわれる腰と股関節をつなぐ筋肉を使う。
背中から脚を出すというイメージだ。
(腸腰筋は背骨から繋がっているので、
実は単なる比喩ではなく実体に即している)
そして、動かした脚をどう着地させるか。
個人的にはここに答えが出ていないのだ。
ほんとにざっくり派閥を分けると、
・踵から着地してつま先から離す
・足裏全体で着地してそのまま離す
の2つがある(と思っている)。
「踵から着地」派閥の中にも、踵のどの部分から着地させて、
つま先のどの部分から離れるのか、という点でさらに分岐するが、
ここでは一旦省略する。
今も自分自身で何が良いのか実験中なのだが、
力を抜いて動くという観点では今のところ「足裏全体着地」に軍配が上がっている。
重心移動・体重移動により動こうとすると脚が平行にスッという感じで出るので、
自然と足裏全体が地面に着く感じがあるし、踵から着地しづらい。
一方で蹴るイメージを強めると踵から着地しやすい。
なので現時点では「足裏全体着地」で歩いている、
というどうでもいい報告をして今回は終わりにしたい。
何か自分の中で進展あればまた記事にしたいと思う。
正しい歩き方の答えってなに?
2022-03-27
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