脱力が大事。
脱力しながら動くと効率良く、最大の力が出せる。
巷でよく言われていることだ。
そして、脱力するためによく使われるのが
力を抜く
ということ。
この脱力に付随した「力を抜く」ことについて、今回は考察していきたい。
なぜ「力を抜く」と良いのか。
それは単純に力を入れすぎているから。
本来的に、動き全般とした身体操作というのは、
その動きに必要な力を必要なだけ使う
のが大前提にある。
最小限の力を最大限の効果、という言われ方もするが、
これもあくまで、力を入れすぎて本来の60%ぐらいしか使えていない状況に対して、
脱力すれば今までより楽に、今まで以上の力が出せますよ、ということに過ぎない。
ではなぜ力を入れすぎてしまうのか?
結論から言うと腹圧が足りないに尽きる。
腹圧が足りないから、身体の構造上使うべきではない関節や筋肉を利用して動いてしまう。
見た目は問題ないからそれでOKとされるし、見た目は問題ないゆえに何十年もその状態で動き続けてしまい、
最終的に怪我へつながる。
ちなみに、これを代償動作と呼ぶ。
決して老いが原因ではなく、この代償動作が原因で歳を取るにつれ積もり積もって怪我に繋がる
というのがTlifeの立場だ。
脱力(力を抜くこと)についての考察
2022-02-20
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