それは「係り」だと思う。
自分が書いた文章を自分で添削する際に「係り」を意識すれば、
おのずと”分かりやすい”文章になる。
その過程で語順も読点も自然と満たされる。
分かかりづらい文章の最も大きな要因は入れ子構造だ。修飾関係がめちゃくちゃになっている。
良くあるのは「遠すぎる」というやつ。
例えば、
小さな北海道で育てられた牛
という文章。
「小さな」には “北海道” “牛” 両方に対して係ることができるので、
あえて北海道を小さくと表現したのか、単純に牛が小さいと表現したいのか、
どっちなのか分からず読んだ人に考えさせてしまう。
小さな牛を想定していたのであれば、
当然「北海道で育てられた小さな牛」となる。
本来であればもっと実践的で本当にありがちな例にしたいのだが、
すぐに思いつかないのが辛いところ。
こういうときは便宜上の例ではなく、
本当に意味で使える例をサラッと出せるようにしたいものだ。
分かりやすい文章を書くために必要な一つのこと
2022-03-18
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