"楽しむための勘所を持つ"という生き方の提案

身体操作に関するT(勘所)

腹圧を高めた状態で動く

運動能力全般だけではなく、日常生活における行為は高い腹圧が前提で機能する

身体操作において一番の勘所はなんと言っても

腹圧である。

では腹圧とは何か。

・身体の動きの土台となるもの

だけではなく

・呼吸に直結するもの
・人間として活動自体のエネルギーロスを抑える


という役割もある。
むしろ生きるということを考えた場合、こっちの方が大事だったりする。

なぜ歳をとるにつれ怪我が多くなるのか。
それは代償動作という、本来使うべきではない箇所を無理くり使っていった結果、
毎年毎年、塵も積もれば山となるで容量オーバーになっただけ。

決して老いが直接怪我につながるわけではないのだ。
(健康でも同じことがいえるのだけど、それは健康のカテゴリーで話す)

ではさらに、代償動作はなぜ起こるのか。

それが腹圧が弱いから
というのがTlifeとしての立場だ。

腹圧が弱いから、本来使うべき筋肉・関節を使えずに、
使うべきではない筋肉・関節を使ってしまう。

やっかいなのは、何より見た目ではわからないし、
代償動作でも問題を感じない、ということ。

運動や生活に特段支障がでないから、何も疑問を持たず生きていける(特に若い時は)。

腹圧とか軸とかの考え方は、一部のプロスポーツ選手や格闘家、最近流行りの達人など、
身体操作を極めることが前提となっている極少数の人にしか必要ない概念だと思われている。

ここが最大の誤りだし、本当にもったいない、と思う。



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